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ブリッピングとは|一般道での必要性は?シフトダウン時のテクニックについて解説

2024 1/23
MT車の乗り方
2024年1月23日
ブリッピングとは|一般道での必要性は?シフトダウン時のテクニックについて解説

マニュアル車の運転には、さまざまなテクニックが存在します。中でも「ブリッピング」は特に重要な技術の一つとして知られています。

しかし、実際にはこの技術の意味や、その正しいやり方、そして実際の運転における必要性はあまり理解されていません。

そこで、この記事ではブリッピングに関する基本的な知識からテクニックまでをわかりやすく解説します。

この記事の内容
  • ブリッピングの基本的な目的とやり方
  • ブリッピングの効果
  • 一般道とサーキットでのブリッピングの違い

ブリッピングの技術は決して運転における必須のテクニックではありません。しかし、ブリッピングができるようになることで、運転技術や幅はさらに向上します。

かめやまさん

この記事を通じて、より安全かつ快適な運転ができるヒントを得られます。

目次

ブリッピングとは?その意味とやり方

マニュアル車の運転には、さまざまなテクニックが存在します。

その中でも、特にシフトダウン時に重要となるのが「ブリッピング」という技術です。

まずは、ブリッピングの基本的な意味から、エンジンの回転数との関係、そしてシフトダウン時のブリッピングの基本操作について詳しく解説していきます。

ブリッピングとは?

ブリッピングとは

シフトダウン時にクラッチを切りながらアクセルをふかすことで、エンジンの回転数を一時的に上げるテクニックのことを指します。

ブリッピングによって、シフトチェンジの際のエンジン側のギヤとタイヤ側のギヤの回転数の差を小さくし、ギアを変更した際のショックを減少させたり、エンジンブレーキを強く効かせることができます。

例えば、高速道路からの出口での減速時や、山道のヘアピンカーブの手前などの減速が必要な場面や、上り坂でトルクを出すためにシフトダウンした時に非常に役立ちます。

ブリッピングの名前の由来は、英語の「blip」(=急上昇させる)という単語からきています。そこから、クラッチを踏んだ状態でアクセルを踏んでアクセルを吹かす動作を“blipping”と言うようになりました。

この動作は、文字で見るだけでは簡単に見えますが、正確なタイミングと力加減が求められるだけでなく、複数の操作を同時にこなす必要があるため、難易度は高いと思います。

しかし、繰り返し練習することで、このテクニックを身につけることができます。

エンジン回転数とブリッピングの関係

シフトダウンの際にブリッピングを行うとき、チェンジ先のギヤの回転数とエンジンの回転数を合わせる必要があります。

そもそも、MT車でギアチェンジする理由には以下のようなものがあります。

ギヤチェンジをする理由
  • エンジン回転数を調整するため: ギアを変えることで、エンジン回転数を調整することができます。例えば、低い速度から高い速度までカバーしようとすると、エンジン回転数が高くなりすぎてしまい、パワーを確保できなくなってしまいます。
  • 燃費を改善するため: 適切なギアを選ぶことで、エンジンの負荷を減らし、燃費を改善することができます。
  • スムーズな加減速を実現するため: 自動車の停車、加速、減速、巡行、道の傾斜などの状態に合わせて、適切なギアへ切り替えることで、スムーズな加減速を実現することができます。

要は、以下のように理解しておけばOKです。

  • 低いギヤはパワーがでる代わりにスピードがでない。
  • 高いギヤはスピードがでる代わりにパワーがでない。
  • パワーが足りないと加速できないし最悪エンストする。
  • 燃費が悪くなるので、なるべく低い回転数を維持したい。

発進時は低いギヤを使い、スピードが上がるにつれて高いギヤに切り替えながら走るのはそのためです。

ドライバーは車の速度によって複数のギヤをもつトランスミッションのギヤを適切に選び、エンジンの力を適切にタイヤに伝える必要があります。

しかし、ギアを変更する際に、エンジンの回転数とタイヤの回転数が大きく異なると、車にショックが生じる原因となります。

減速時にギヤを落とすときは、低い回転数から高い回転数に切り替えることになります。そこでシフトダウン時にブリッピングを行うことで、このエンジンの回転数を一時的に上げることができます。

40km/hで3速→2速にシフトダウン エンジン回転数は2600→4000rpmに合わせることが必要

40km/hで3速→2速にシフトダウン
エンジン回転数は2600→4000rpmに合わせることが必要

ブリッピングによってシフトダウン時のエンジンとタイヤの回転数の差を小さくすることができ、スムーズなギアチェンジを実現することができます。

ブリッピングの目的と効果

ブリッピングを行うことで得られる効果には次のようなものがあります。

ギアチェンジのショックを減少させるため

ブリッピングの最も基本的な目的は、先ほど説明した通り、ギアチェンジ時の回転数の差を小さくしてショックを減少させることです。

マニュアル車では、ギアを変更する際にエンジン側の回転数とタイヤ側の回転数が一致しないと、車体にショックが生じます。特に、高速から低速へのシフトダウン時には、このショックが大きくなる傾向があります。

ブリッピングを行うことで、エンジンの回転数を一時的に上げることができ、このショックを大幅に軽減することができます。

クラッチとエンジンを保護するため

ブリッピングは、クラッチやエンジンを保護するための効果もあります。

ギアチェンジ時のショックは、クラッチ板やエンジンにも大きな負担をかけることになります。このような負担が繰り返されることで、クラッチの寿命が短くなったり、エンジンの故障が起こりやすくなる可能性があります。

ブリッピングを適切に行うことで、クラッチ周りの部品への負担を軽減し、車の寿命を延ばすことができます。

減速やコーナー走行時の安定性向上

ブリッピングは、減速時やコーナー走行時の車の安定性を向上させる効果もあります。

特に、急なカーブやヘアピンカーブなどの難易度の高いコーナーでは、ブリッピングを行うことでエンジンブレーキが効かせやすくなり、車両の安定性を高めることができます。

それによって、より安全かつスムーズにコーナーをクリアすることができるようになります。

シフトダウン時のブリッピングの基本操作

シフトダウン時のブリッピングの基本操作は、以下のステップで行います。

STEP
クラッチペダルを踏み込み、ギアを下げる
STEP
アクセルペダルを軽く踏み、エンジン回転数を吹き上げる
STEP
クラッチペダルを緩め、ギヤを接続する

この操作を行うことで、シフトダウン時の車のショックを大幅に減少させることができます。初めは難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで、このテクニックを自然に身につけることができます。

また、ブリッピングは自動車教習所では習いません。ブリッピングしなくても、ゆっくりとクラッチを繋ぐことで最小限のショックで問題なくシフトダウンはできます。

最近の車は電子制御スロットルが一般的なため、アクセルを踏んでも思い通りに回転数が上がらない場合があります。特にスポーツ走行をする場合は、事前に練習してその車における感覚を掴んでから本格的な走行に臨むようにしましょう。

ダブルクラッチとは?

「ダブルクラッチ」はシフトダウン時に使われる変速方法のひとつです。ブリッピングと似た技術ですが、少し異なります。

ダブルクラッチの手順は次の通りです。

STEP
クラッチを切り、ギアをニュートラルに入れる
STEP
アクセルを吹かしてエンジン回転数を上げる
STEP
再度クラッチを切り、目的のギヤに入れる

ダブルクラッチを行うことで、ギアとギアの回転差を同調させ、変速ショックをなくしたり減らしたりして、滑らかな運転を実現することができます。また、ダブルクラッチを行うことで、ギア周りの負担を軽減することができます。

ダブルクラッチは、昔のマニュアル車においては広く用いられた変速方法であり、現在でもスポーツ走行や滑らかなシフトチェンジを目指す場合に役立つテクニックです。

ブリッピングとダブルクラッチの違い

ブリッピングとダブルクラッチは、いずれもマニュアル(MT)車で使用されるテクニックです。どちらもシフトダウン時のシフトショックを軽減し、スムーズな走行を実現するために使用されます。

ブリッピングでは、クラッチを踏んだままアクセルを踏み込むことでエンジン回転数を上げます。

一方、ダブルクラッチでは、シフトダウン時に一度ニュートラル位置でクラッチを離し、アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げ、回転合わせをしてから再度クラッチを切り、希望のギヤに変速します。

ダブルクラッチは、基本的に現代の車では必要ないテクニックです。昔の車は、異なるギヤ同士の回転数を合わせる「シンクロナイザー」という部品がなく、自分で回転数を合わせる必要がありました。

マニュアルトランスミッションのシンクロ機構の仕組み
TechEyesOnline「自動車トランスミッションへの期待」より画像引用

必ずしも必要ではない技術とはいえ、ダブルクラッチは現在でもギヤやシンクロに対する負荷を減らせますので、覚えておいて損はありません。

一般道とサーキットでのブリッピング

ブリッピングの技術は、運転のシチュエーションや環境によってその必要性や効果が異なります。

一般道・公道と、モータースポーツが行われるサーキットでは、ブリッピングの適用方法やその目的が変わってきます。

一般道ではブリッピングは基本的に必要ない

一般的な公道での運転では、ブリッピングの必要性は低いと言えます。

急な減速やシフトダウンの機会は少なく、現代の車はシンクロ機構も付いていることから、ゆっくりとクラッチ操作をすればブリッピングを行わなくても十分な運転が可能です。

また、一般道では他の車や歩行者との安全な距離を保つことが最優先となるため、ブリッピングよりも安全運転を心掛けることが重要です。

サーキットではブレーキ操作とブリッピングの連動「ヒール&トウ」が不可欠

サーキットでの運転は、一般道とは異なり、車の性能を最大限に引き出すことが求められます。

特に、高速でのストレートから急なカーブへの進入時のブレーキングなど、シフトダウンの機会が多くなるため、ブリッピングの技術は不可欠です。

とくにスポーツ走行ではフルブレーキングしながらブリッピングをします。この時、つま先でブレーキを踏みながらかかとでアクセルをあおるため、「ヒール&トウ」とも言われます。イニシャルDでよく出てくるアレです。

ブレーキ操作とブリッピングを適切に連動させることで、最適な回転数でギアチェンジを行い、より速く、スムーズにコーナーをクリアすることができます。

オートブリッピングとは?自動でのブリッピング技術

近年の技術進化により、「オートブリッピング」というシステムが一部の高性能車やスポーツカーに搭載されるようになりました。

このシステムは、シフトダウン時に自動的にブリッピングを行ってくれるもので、運転者がシフトダウンするだけで、適切なエンジン回転数を算出し自動制御でブリッピングしてギアチェンジをサポートしてくれます。

特にサーキット走行では、高速でのシフトダウンが頻繁に行われます。オートブリッピング機能を搭載している車両では、運転者がブリッピングを行わずにシフトダウンすることができます。これにより、スムーズなシフトダウンが実現し、運転者は減速に集中することができます。

また、オートブリッピング機能はエンジンブレーキが効きすぎることを防ぐ役割も果たします。

ブリッピングをせずにシフトダウンすると、クラッチをつないだ際にエンジン回転数が急激に落ち、エンジンブレーキが効き過ぎる可能性があります。オートブリッピング機能を搭載している車両では、適切なエンジン回転数を維持しながらシフトダウンが行われるため、安定した走行をサポートします。

ブリッピングのやり方と必要性についてのまとめ

ブリッピングは、マニュアル車の運転において、ギアチェンジ時のショックを減少させること、クラッチやエンジンを保護すること、そして減速やコーナー走行時の車の安定性を向上させる目的で必要な技術です。

とは言え、現代の車では、一般道を走る目的だとほとんど必要がありません。

ただ、無くなりゆくマニュアル車に乗る一員としては、このようなレガシーともいえる技術にも目を向けたくないrます。

クルマを大事に乗るのももちろん大切ですが、これからのカーライフを気持ちよく、楽しく過ごすためにも覚えておいてもいいテクニックだと思います。

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この記事を書いた人

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初めて買った車はスイフトスポーツ(ZC31S, MT)
今は家族でCX-5(KE)に乗っています
ただただ、車の”運転”が好き

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